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Image by Clarisse Meyer

長き19世紀の燐光

クトゥルフ神話TRPG

歴史アンソロジー

探索者が駆けるのは、激動の時代。

イギリスの歴史学者エリック・ホブズボームが提唱した「長い19世紀」を背景に紡がれる、至高のシナリオ集。

躍動する歴史のなかで、探索者は神話的事象へと立ち向かい、その物語を織りなしてゆくことだろう。

 

――3つの時代に、3つの物語

革命の時代 The Age of Revolution, 1789-1848
資本の時代 The Age of Capital, 1848-1875
帝国の時代 The Age of Enpire, 1875-1914

巻頭言: ようこそ!
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「長い19世紀」

イギリスの歴史家、エリック・ホブズボームが提唱した時代概念で、

フランス革命の始まる1789年から、第一次世界大戦が始まる1914年までを指す。
この時代、西欧諸国の多くが、現代に繋がる国家主権と領域を確定させ、近代国家としての形を整えた。
産業や科学、理性主義の発展した時代でもあり、近代化を成し遂げた西欧列強が、

帝国主義政策の下、アフリカやアジアへの植民地支配を推し進めていった時代でもある。
理性と科学の燐光の煌めきに隠されて、如何なる闇が口を開いて我々を待っているのか、

共に確かめる旅に出ようではないか。

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革命の時代

1789-1848

フランス革命と続くナポレオン戦争は、多くの人々に、「国民」としての意識を目覚めさせた。


ポーランドやスペインの民衆反乱、そして1848年の「諸国民の春」によって、ヨーロッパは国民国家への道を歩みだすことになる。


しかしそれは、「民族」という、新たな戦乱への火種でもあった。

資本の時代

1848-1875

"パクス・ブリタニカ"を謳歌するイギリス、それに追随するフランス、国内改革を急速に進めるロシア、国内を統一しその後を追うドイツとイタリア……


産業革命によって急速に成長したブルジョワジーは、国内政治にも影響を及ぼすようになり、戦争と拡張は、次第に経済的利益の追求手段となりつつあった。

帝国の時代

1875-1914

ビスマルク体制により、ヨーロッパに一時的な平穏が訪れる。


投下先を失った資本は植民地を求め、西欧列強は、「文明化」の大義の下に、次々と世界の分割を進めていった。

しかし、植民地獲得競争と民族間の対立が、新たな火種として少しずつ燻り始める。


世界の「分割」が終われば、一際大きな軋みがヨーロッパを襲うであろうことは、今や火を見るより明らかである。
 

巻頭言: チーム

シナリオの二次配布、転載、自作発言等、著作権上の正当な範囲を超えた利用や、著者の著作権を侵害する行為は、これを禁じます。

アンソロジー企画の特性上、様々なプレイグループが本企画のシナリオを利用します。ネタバレ等には普段以上に留意するようにして下さい。

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